HATOGI屋(ハトギヤ)

セラミック包丁について思うこと

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今回は、セラミック包丁について、僕が思うことを載せたいと思います。

 

セラミック包丁の研ぎ記事は、こちらに載せておきます。

  

セラミックとは?

 

ちなみに、みなさんはセラミックとは何かわかりますか?

 

簡単に言うと、金属以外の無機物で、固体で、焼かれて作られる物、ですかね~(‘Д’)

 

簡単に言い過ぎましたね(^-^;

 

例を挙げると、セメント、陶磁器、ガラス等が挙げられます。

 

よく砥石で【セラミック砥石】と書かれている物がありますね。そう、あれです。あれもセラミックになります。

 

ただ、砥石の場合

 

◆作り方(高温で焼かれること)でセラミック砥石と呼ばれるのか、

◆高温で焼かれないけど、セラミック系の研磨材を使っているからセラミック砥石と呼ばれるのか、

 

その辺りかなりごちゃごちゃしているので、買い手としては混乱します<`ヘ´>

 

このように、意外と僕たちの生活の中にセラミックは、包丁以外にも多数存在しています。

 

工業用も含めると星の数ほどあると思います(゚Д゚;)

  

セラミック包丁の長所、短所

そういえば

セラミック包丁でよく言われるフレーズとしては、

【長所】

  • 切れ味がある!
  • 切れ味が長続きする!
  • 匂いが強い物を切っても、包丁に匂いが移らない!
  • 錆びない!

【短所】

  • 硬い!
  • すぐ欠ける!
  • 研げない!
  • 硬い物は切ってはいけない!

ですね。

 

僕の感想としては↓

切れ味・・・確かにあるんですが、しっかり研いだ鋼やステンレスに比べたら負けます。ポテンシャル(潜在的な性能)で言えば鋼やステンレスより硬度が高く、鋭い切れ味が出るはずなのですが、セラミックが硬すぎるがゆえに欠けやすいという理由で、それは難しのではないでしょうか。もし、鋼がステンレスと同様の刃の薄さで研げたとして、それで対象を切ったとしたら、簡単に刃が欠けていくでしょうね。それくらい脆いです。なので、セラミック包丁はある程度の厚さが必要になります。なので、少し刃先が分厚めになっていることが多いので繊維が固い食材(大根とか人参とか)は切りにくいと思います。

もちろん、日々研究が進められているでしょうから、近い将来、鋼を超える切れ味と耐久性をもったセラミック包丁が出てきてもおかしくありません!!

 

切れ味が長続きする・・・ん~包丁の扱いがめっちゃ上手な方なら長続きしますね。丁寧に扱わないとすぐ欠けて、切れ味が格段に落ちます。

 

匂いが移らない・・・これはその通りですね、素晴らしいです!魚や玉ねぎを切ってもそのあと綺麗に洗えば匂いが包丁に移りません。意外と家庭だけでなく、調理現場で活躍するかもしれません。

 

錆びない・・・これもその通りで素晴らしいです!!まぁ金属ではないので当たり前ですけどね(*´▽`*)

 

硬い・・・確かに硬いです。だから切れ味が出やすいのと、だから欠けやすい、だから研げない(研ぎにくい)、ということになります。

 

すぐ欠ける・・・簡単に欠けますね。僕の店に研ぎ依頼のあるセラミック包丁は、100%欠けてます。魚の骨なんて切ったら、一発で欠ける可能性大です!硬さのある物質のデメリットですね、硬いのに軟らかいなんて矛盾してしまいますし(*´ω`*)
ただ、京セラのセラミック包丁は、他メーカーよりも靭性(柔らかさ)があるようです。

 

研げない・・・う~ん、研げないこともないです。実際僕が研いでますしね!ただ、それなりに知識とテクニックが必要になってくるかと思います。研ぐのにはダイヤモンド砥石が必要になりますし、ダイヤモンド砥石で研げば解決!という訳でもないです。

ダイヤモンド砥石だけで研ぐと刃先がボロボロになってしまうので、その後の微調整の研ぎが必要になります。そこはもう技術と経験がものを言いますね。

ちなみに、硬度だけでなく、耐摩耗性もかなり高いので、研ぎにくいのです。砥石でこすってもツルツル滑るだけで削れている感覚はほぼないでしょう(”ω”)ノ

 

硬いものを切ってはいけない・・・その通りです。簡単に欠けます。カボチャ、骨、餅、甲殻類、キャベツの千切り(硬いものではありませんが)もあまりおススメできません。キャベツに原因がある訳ではなく、“千切り”という包丁の動かし方が、セラミック包丁と相性が悪いです。千切りは、包丁をまな板に叩きつけるような動きをするので、刃に強い衝撃がダイレクトにいきます。しかも高速で。セラミック包丁を欠けさせる為にやっているようなものです( ゚Д゚)

 

以上が僕がセラミック包丁に関して思うことです。

 

結局、セラミック包丁はオススメなの?

 

個人的には、オススメしていません。欠けやすいですし、研ぎ直しがメーカーか、セラミック包丁をよく理解している人しか研げない(研ぎ師でも研ぐ人は少ないと思います)ので。さらに研げたとしても、凄まじい切れ味にはならないです。

 

セラミック包丁が活躍できる場面はないの?

強いて言うなら、フルーツをたくさん切る職場(工場とか、バーとか)にはお勧めですね。なぜなら、フルーツの酸で刃が痛むことがないので、鋼やステンレスより、長持ちするのではないでしょうか?

あとは、ステンレス包丁でさえ、錆びさせてしまうずぼらな人には、セラミック包丁はオススメです。絶対に錆びないので(*´▽`*)

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