ナイフの鏡面磨き(オピネル)
今回は、ボチボチ依頼のあるオピネルの鏡面磨きについて載せたいと思います。
オピネルは、人気ですね~
デザインもオシャレですし、なにより価格が2000円~というリーズナブルなことが人気に拍車をかけているんでしょうね(*´▽`*)
ナイフも高い物は物凄く高いですからね、、、初心者の方が持つ分にはオピネルやモーラはかなりおススメだと思います。
↑最近、オピネルは個人的に初心者の方にはお勧めできないナイフになりました。なぜかというと、“新品の状態”で【欠け】があったり、めちゃくちゃ大きい【カエリ】があったりと、酷い状態のものが多く流通しているからです。2019年9月の時点で結構な数の新品オピネルを研がせていただきましたが、どれも酷い状態でした。購入される方は、自分で研ぎ直しが出来る方なら大丈夫だと思いますが、研げない方はオススメしません。
話を元に戻します。ナイフも色々用途によって形や造りが変わってくるので、細かいことは今回は省きますが、奥が深いですね。
包丁よりディープでマニアな人がたくさんいらっしゃるので、
「あ~でもない、こ~でもない、これはダメ、あれはダメ、この使い方は間違ってる、これが本当の○○だ~」
などと言ったような論争がYouTube上でも日夜勃発しておりますね(*´Д`)
僕はその論争を、「うわ~ナイフマニアの方こわっっ!!」と思いながら観戦しております(*´з`)
まぁ、でも世の中に自分の情報や作品、考え、その他諸々、を公開する時点で、何かしらの異論や指摘、反発、意見、アドバイスがあるのは当然かな~と思っております。
この世に100%正しいことはそうそうないでしょうし、自分が正解だと思っていたことが相手には不正解な場合がありますからね。
発信者は、それを踏まえて情報発信を行う覚悟が必要ですよね(._.)
自分に自信があればその反発や異論に対して、何もへこたれることもないでしょうが、自身があり過ぎて誰の指摘も聞かず、耳を傾けないのは結構危ないかもしれません。
自信が無さすぎるのも、精神面にダメージが出てくるので危ないですし、要はバランスが大事ってことですな!!
僕は自分に自身があるのかないのかよくわからない状態です!!笑
いつもインスタグラムやブログに自分の研いだ刃物を載せていますが、
「本当にこれって『ドヤァ』て感じで載せてもいいレベルのものなのかな?まだまだのレベルなんじゃないのか?」
っと懐疑的になりながら投稿しております(-_-;)
現状には甘んじておりませんので、この記事を読んでくださっている方も、僕がちゃんと日々成長しているかブログやインスタグラムを見てチェックしてみてください。
ということで、オピネルの鏡面磨きの工程を載せていきます!!
まずは、磨く前の左側↑
磨く前の右側↑
耐水ペーパー240番手 ↓
耐水ペーパー600番手 ↓
耐水ペーパー1000番手 ↓
耐水ペーパー2000番手 ↓
耐水ペーパー2000番手の別の角度から ↓
ある程度鏡面になってきてますが、まだ少し、被写体がぼやけて見えているので、細かい傷を消していきます。
ダイヤモンドペースト1200番で傷を消していき、ぼやけが消えてきました ↓
ダイヤモンドペースト8000番手ではもう十分なくらいクリアな写りになっています。↓
ダイヤモンドペースト8000番の別の角度から ↓
ナイフの切先(ポイント)部分が少しぼやけ見えますが、それはピントがあっていないだけで、ピントがあうと鮮明に写ります。
完成です!!これでお化粧が出来てしまうくらい鮮明に被写体が写ります(*´▽`*)
左側も同じように鏡面に(”ω”)ノ ↓
真横から撮るとこんな感じです!
実は、研磨業界からすると、このレベルは「まだまだだね」と言われるレベルです。
僕の鏡面はどうしてもほんの少し磨き傷が入ってしまいます。
工業レベルになると、本っっっ当に傷が一つもありません!!( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
完璧な鏡です!!!
大抵は、特殊な研磨剤や大がかりな研磨機械(ラッピングとかね)などを使っているそうですが、中にはバフを回転させる機械(両頭グラインダーのような機械)だけで完璧な鏡面を出す匠の方もいらっしゃいます。まぁ包丁の形や構造には対応できない研磨機械も多々ありますが、それは置いといて。
もう修行させてほしいくらいなのですが、そうやすやすと技術を教えてくれるものではないでしょうから、僕は独学で頑張っていくつもりです。
でも、もしどなたかその道のプロで、「教えてもいいよ」って方がいたらメッセージください!!( ;∀;)
日本のどこだろうと飛んで行きます!!
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