HATOGI屋(ハトギヤ)

タケフナイフビレッジで包丁造り体験!その③(ラスト)

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前回は、“ならし”という作業で、ある程度包丁の形になったので、次にいよいよ、“焼き入れ”の作業に入ります。(正確には、焼き入れの前に“刻印入れ”がありますが、地味なのでカットしました)

 

焼き入れとは?

簡単に言えば、包丁を高温で熱する→水で冷ます。という作業のことです。炭素を含む鉄(包丁とか刃物類全般)は、高温に熱したその直後に水で急激に冷やすことで“硬さ”を得ることができます。その“硬さ”が切れ味に繋がるんですね。なので、刃物には必ず必要で重要な工程の一つです。(いや、全部大事な工程だと思いますけどね)

 

 

焼き入れ前の下準備

焼き入れの前にまず、包丁の表面に泥を塗ります。この泥を塗らなと、焼き入れの“水で冷やす作業”で均一に包丁が冷えないので、焼きムラが出来てしまいます。

 

つまり均一に包丁を冷やす為に表面を泥で覆っておくということらしいです。

 

他のメーカー(鍛冶屋)などを見てみると、包丁を熱する時に温度が均一に伝わる様にする為とも書かれていたりしますね。冷ます時、熱する時、どちらの時も泥は必要ということにしておきましょう(*´▽`*)

↑こんな感じで泥を薄く塗ります。

 

塗ったら乾かして↓

これ↑焼き入れではありませんからね!!笑

泥を乾かしているだけです。

 

そんでもって泥が乾いたらいよいよ焼き入れです。

↑焼き入れしている所なんですが、作業的にはすぐ終わる作業でスピード勝負なところもあるので窯の中の写真が取れませんでした(-_-;)写真の奥に水が入った大きな水槽がありますよね?熱した後にそこにすぐ入れます!

 

焼き入れの仕上がり温度は、包丁の熱せられた色を見て判断するので、周りは暗くしてあります。なかなか撮影は厳しかったので、これだけの写真でご勘弁ください。

 

さぁ~これで、焼き入れが終わりました。

 

包丁がカッチカチになっております。「これで刃を付ければめっちゃ切れるぜ~」と思っているのは甘いです!!

 

焼き入れ直後の包丁は逆に硬すぎで、脆いです。つまり割れやすいということです。

 

この状態で刃付けをして使うと、パキっと折れてしまう可能性があります。

 

なので、“焼き戻し”という作業を行います。

 

焼き戻しとは?

150~180℃くらいの温度で30~40分包丁を熱する作業です。

 

こうすることにより、包丁が靭性(粘り強さ)を持ちます。包丁って多少曲げても折れないですよね?それは、靭性があるからです。この焼き戻し作業を行わないと靭性を得られません。 

 

焼き入れと同じくらい大事な工程です。

 

この機械の中に包丁を入れて焼き戻し作業を行います。 

 

30分後↓

こんな感じで、仕上がりました。

 

最終工程 刃付け!!

 

ここからは、研ぎの工程に入ります!

 

「さ~て、研ぎ師の腕の見せ所だ(; ・`д・´)」と意気込んでいたのですが、いかんせん↓のドデカい回転砥石は使ったことがないので、初心者としてしっかり教えてもらいました(笑)(*´▽`*)

確か直径1メートルくらいあったかな?

結構デカいんですよ。さらに結構速いですし。下手するとケガをしますので、注意が必要ですね(; ・`д・´) 

 

砥石の粒度は100番台らしく、かなり粗い砥石ですね。

 

いつもとは違う研ぎ感覚に戸惑いながらも四苦八苦してなんとか研げました!

左側は上手くいきました(*´▽`*)

右側は、、、↓

ど~ん! ブレました!!(泣)

 

おかしいな~右側もブレずに研げた感覚があったのですが、よ~く見てみると、包丁が右側に曲がってました( ゚Д゚)

 

ちゃんと歪みを直してから研げばよかったと後悔しました、、、。

 

まっ、いっか(*´з`)

 

水冷研ぎ機で研いだ後は、手研ぎで仕上げです。

 

ここからは、完全に僕の専門分野なので、講師の職人さんも「どうぞお好きにやってください」っといった感じで放置でした(笑)

 

研ぎ終わったら、後は“銘入れ”(名前彫る作業)と柄付け(持ち手に柄を差し込む作業)で終了です。

 

まずは、タガネで銘を彫ります。

色々タガネがありますが、職人さんは当然myタガネを持っているそうです。

 

プロ中のプロになると、1文字○○円といった感じでお金を取れるらしいです( ゚Д゚)

↑がプロ中のプロが彫られた銘だそうで、めちゃくちゃ味があってうまいですよね!!もう引退されたそうですが、このクラスになると銘入れでお金稼げます(笑) 

 

ただ、今はレーザーでやってしまう場合がほとんどらしいので、あと何年かしたら、廃れてしまう可能性もありますね、、、。

 

“銘入れ”が終わったら、“柄付け”です!

 

これはシンプルに“中子”をバーナーで熱して柄に差し込むだけです。ここでは、中子を差し込む前に柄の中にを入れておくらしいのですが、これは産地によって変わるかもしれません。糊を入れておくことでそれが固まり、柄が抜けにくくなります。

柄を取り付けます↑

 

そしてついに、作業から6時間、、、ついにmy包丁が完成しました~!!(^^)/

 

楽しかった~!!

 

作業時間の【6時間】と聞くと、長く感じますが、結構すぐ終わりますよ? 

 

少なくとも僕は時間が短く感じました。

 

最後に箱に入れてもらえます(無料)

↑は無料の箱ですが、1500円払うともっと豪華な箱にグレードアップします。 

 

僕は特に箱に興味なかったので、無料のにしました(*´з`) 

 

さて、みなさんいかがだったでしょうか?多少省いて載せていない工程もありますが、結構細かく載せたつもりです。 

 

この記事を読んで包丁造りに興味が出てきてもらえたなら幸いです。

 

体験者は男性が多いそうですが、女性もウェルカムな雰囲気でしたよ(^^♪

 

気になった方は是非、タケフナイフビレッジに遊びに行ってみてください!!

 

タケナイフビレッジのサイト

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