HATOGI屋(ハトギヤ)

機械研ぎと手研ぎの違い&メリット、デメリット

LINEで送る
Pocket

今回は機械研ぎ手研ぎ違いメリット、デメリットを書きたいと思います。

 

これを書こうと思ったきっかけは、先日機械研ぎで包丁を使い物にならない状態にされたお客様がちらほらいらっしゃって、たいそう機械研ぎを嫌っていらっしゃたのでこの機会にみなさんにも説明しておこうと思ったのが理由です。

 

まずは、

■機械研ぎの特徴

機械研ぎも色々ありまして、大きく分けると、乾式の機械と、水冷式の機械があります。

 

乾式・・・・主にグラインダーとかベルトサンダーです。 【粗削り】から、最終仕上げの【磨き】まで様々な工程があります。 サンドペーパやバフ(バフとは円形の布の塊です。バフで検索してもられると何か大体わかると思います。)が高速で回転して対象物を削っていきます。なので、鉄を削る時は火花が散ります。冷やされることはないので、対象物は高温になります。ただ、バフはあまり高温になりません。バフはどちらかと言うと、低回転であまり熱くない温度であることが多いです。バフは、最終仕上げで行われるので、包丁を鏡面にしたり、ヘアーラインをつけたりする際に使用されます。

 

水冷式・・・水研機とも言われたりしますが、こちらは、ドーナツ型の砥石が低~中速度で回って対象物を削っていきます。水をかけながら(正確には、砥石に水を垂らしながら)刃物を研ぐので刃物は基本的に高温になりません。

 

ではこの2点の研ぎの仕上がりの違いについてですが、どちらも上手な方がやれば見た目はとても綺麗に仕上がります。

 

ホームセンターなどに売られている新品の包丁を見てもらえばわかりますが、安価な新品は基本的に機械研ぎが多いので、あのような仕上がりを想像してもらえれば機械研ぎが上手くいけばあそこまで綺麗に仕上がることが分かっていただけるかと。

 

ただ、 下手くちょ な方がやると、取り返しがつかないくらいに包丁が破壊されます( ゚Д゚)

 

デメリット

  • 上手に研がないと無駄に刃が削られて、必要以上に包丁が薄くなってしまう。
  • 乾式の場合、包丁が高温になるので、焼き戻しの状態(簡単に言うと、熱で包丁が軟らかくなってしまう)になってしまい、研いでも刃先がすぐ曲がってしまう。
  • 綺麗に整えないと機械での【研ぎ傷】がたくさんついてしまう。(傷は深いことが多いので消えにくい)

が主なデメリットです。

 

もちろん、上手な方がやれば上記の様なデメリットは発生しにくくなります。

 

手研ぎと同じ様に機械研ぎも技術が必要なことがわかりますね。

 

ここまで書くと機械研ぎはデメリットしかないように見えますが、メリットもあります。

メリット

  • 研ぎ値段が安い場合が多い。
  • 研ぎ師の作業時間が短縮される。
  • 上手な人がやれば、錆びていても短時間で綺麗に仕上げられる

 

ことがあげられます。

 

機械研ぎで仕上げられた包丁の切れ味は、みなさんもホームセンターで量産型の包丁を買って使ったことがあると思われますが、あんな感じの切れ味です。

 

最近の包丁は、安い物でもまぁまぁ切れますよね(*´ω`*)

 

もちろん上手な方がやればあれくらいの切れ味が出ますが、何度も言いますが 下手くちょ な方がやれば全く切れない包丁が出来上がります。メーカーが作る包丁は検品があるので、余程のことが無い限り、それなりの切れ味は保証されています。

 

しかし、街の”研ぎ屋”や”研ぎ師”で機械研ぎが 下手くちょ な方がやると壊されます(*´з`)全国で被害者が結構いると思います。

 

続いて

 

手研ぎの特徴

 

こちらは、「砥石を使って手で研ぐ!」みなさんも何となく想像できるオーソドックスな研ぎ方ですね。

 

こちらも当然技術がいるので、手研ぎだから安心!ということはありません。

 

こちらも 下手くちょ な方がやれば「う~ん微妙!!」と言われかねません。僕も細心の注意を払って研いでいます。お渡しする前に、試し切りも絶対行います。

  

メリット

  • 上手な方がやれば、とても素晴らしい切れ味が手に入る
  • 上手な方がやれば、とても素晴らしい形に整う

 

ということに尽きますね。

 

デメリット

  • 時間がかかることが多い。
  • 時間がかかるということは値段も高くなりやすい。

 

ということがあげられます。

 

さらに細かいことを言うと、人造砥石を使っている研ぎ師か、天然砥石を使っている研ぎ師かでも値段が違います。

 

人造砥石を使っている研ぎ師は比較的早く仕上げることができるので、お値打ち価格なことがあります

 

こだわりの天然砥石を使っている研ぎ師は値段が高めです。なぜなら、天然砥石は研磨力が弱い物が多いので、研ぐのに時間がかかります。さらに天然砥石自体がお高い物ばかりで、ちゃんとしたものを揃えるだけ軽く30万はかかると思います。もちろん天然砥石でも安物もありますが、ギャンブルに近いですね。切れ味は素晴らしい切れ味が出せます。

 

それに魅了されて、天然砥石を求める方もたくさんいらっしゃいます。

 

まとめ

◆上手な人がやれば機械研ぎだろうと、手研ぎだろうと、綺麗に仕上がる

◆切れ味は、若干手研ぎに軍配が上がるかも(個人的な感想です)

◆手研ぎなら値段が高くなりがち、機械研ぎなら安くなりがち(絶対ではないですよ)

◆手研ぎなら時間がかかる場合が多い、機械研ぎなら時間かからない場合が多い

“機械研ぎと手研ぎの違い&メリット、デメリット” への1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

LINEで送る
Pocket

刃物研ぎのプロが刃物のお悩み解決します!ご自宅用も業務用もお任せください。

ご依頼・ご相談はこちら ご依頼・ご相談はこちら arrow_right
PAGE TOP